墓石選びのポイント

墓石に用いるは、屋外で強い陽差しや風雨に会うわけですので、耐候性を第一に考え、風化に強く、錆びたり変色したりしない石が最適です。仕上がりが美しく、風化に強い御影石の需要は多く、世界中から輸入されています。御影石は、質的には国産、外国産とも大差はありません。
日本人の石に対する審美眼は、とても厳しいものがあります。ですから石材店も、墓石の石材は充分吟味しているようです。墓石の種類は100種を超えますが、実際に石材店で扱っている石は、2、30種類くらいです。お墓が建った時のイメージをつかむために、石見本で決めるより、実際のお墓に案内してもらって実物を見た方がいいでしょう。
墓石は種類が多いばかりでなく、値段も実にさまざまです。石質が均一で、キズやムラがなく、石目の細いものが一般的に高価です。石の色や産出量、人気度も価格に反映します。あまり大きな墓石を選ぶと、料金が上がってしまいます。選んだ墓石の種類によっては、大きな石が採取されにくいこともあり、割り増し価格になります。お墓の建替は、費用面でも大きな負担になりまので、石材店の意見もよく聞いて、納得いくまで検討してお墓を建てましょう。のだけに、絶対にしないことです。

墓石に刻む文字

墓石には永遠に伝えたい情報が刻まれます。戒名や苗字、家紋、建墓年月日などの当家、当代についての情報が墓石に彫刻されています。墓石に刻む文字は、もともとは経文や梵字だけでしたが、武士階級が戒名や法名を刻むようになると、それが庶民にも広がり、やがて本名を刻むようになります。家名や本名を刻むようになったのは、明治時代からのようです。
現在、墓石正面に刻む文字は、とくに決まっていません。家名や経文、梵字を刻む場合もあります。洋型墓は和型墓に比べて自由な様式が多く、文章、詩、単語をを刻むことが多いようです。墓石に刻む書体にも特に決まった書体はありませんが、略字体は好ましくないという人もいます。竿石の上部に家紋を入れるのは、本来のお墓のあり方からすれば間違いのようです。石塔には仏を招来するので、ここには仏を表わす梵字などを入れます。仏を拝み、得た功徳をお祀りする先祖へ供えるためです。家紋を入れるのは、水鉢などが適当といえます。
墓石を建てた人の名前、建立月日は普通墓石の裏面に刻みます。故人の戒名または法名、俗名(本名)、没年月日、行年・享年は、墓誌に彫刻します。墓誌がない場合は、墓石の側面に刻む場合もあります。一家族で一基の墓石を建てる合祀墓では、墓誌はそなえた方がいいでしょう。

墓石のデザイン

墓石の形は、古くからある五輪塔、多宝塔、無縫塔といったものから、和型墓や洋型墓、故人の趣味を表した趣味墓や自然石を使った墓、近年はニューデザイン墓やオリジナルデザイン墓などがあり、墓石の形には様々なタイプがあります。最近では、お墓を建てる人の考えや好み、故人をイメージしたものなど個性的な墓石が多くなりました。
和型墓石は、最もポピュラーな形で、台石は二段、上から竿石、上台石、中台石、芝石で構成されています。この変型として、竿石の上に屋根がついたり、竿石の下に蓮華台が付いた高級な墓石もあります。和型墓石の台石の上の竿石という搭状の石は、仏舎利塔、五輪塔を略したものといわれています。
洋型墓石は、公園霊園や芝生墓地ができたことで、最近多く見られる横型のお墓です。高さは低いのですが、安定感があります。洋型墓石の型には、プレート型、ストレート型、オルガン型などがあって、墓石には、自分の好きな言葉やレリーフを刻む人もいます。 また近年は和型墓と洋型墓を折衷した型のものも見られます。
オリジナル墓石は、自由な発想でデザインされた墓石です。コンピュータを使って完成品により近い状態を見ることができる店もあります。
生前にお墓を建てる人が多くなって、お墓の形も多様化していますが、やはりバランスがよく、落ち着いた美しく見える墓を建てたいものです。
いざという時のお墓の建てかた移転のしかた

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